沈黙の島

藍色の稜線を描く山並は目覚めの時を迎えたばかり


港町と呼ぶにはあまりにひなびた、漁港

複雑な海岸線を数台のバイクが


走る


重たげに黒瓦を乗せた白壁の城跡


今日、訪れる予定の歴史民俗資料館だ

ここはコンパクトに生活に必要なインフラが


揃っていた。裁判所まであって

ビックリ


西のさいはて


海鳥たちの泣き声


遠藤周作


沈黙


読んでからずっと来たかった


島にいます


長崎ぶらぶら節