まったくもって母ほど働き者の女を他に知らない


畑の草取り、田植え、稲刈り、どんな季節だろうと汗だくになりながら働いた


その他にも家事や育児や学校行事があったのに愚痴を言った事がない


そんな働き者で真面目だけが取り柄の女にはありきたりの幸せでいいんだよ


ありがとうの感謝の言葉とたまには着物のひとつも買ってやれば、まだまだ働いたろうに


閉鎖的で馬鹿馬鹿しい因習にれいわの今もどっぷりのあの地域は
母の住む処じゃなかったね


大人になっても同窓会とか虫酸が走るよ


私の育ったあの家、今も許せない


食い物与えて、学校行かせた

それだけの事に恩着せがましい


あいつはもう死んだ?

殺して遣ろうと子供心に
何回思ったか知れない


誰も読まないブログだから何言ってもいいよ

血縁の女たちに甘やかされ、村以外の世界をしらず、旧家の長男

お前の事だよ


旧家って威張ってたが、床の間に掛ける掛け軸の一枚もないって、恥ずかしくないの


世間並の教養なんて一族誰も持ってなくって


母が図書館から本を借りただけて非難された


何年か前にあの家の前まで、行ってみたけど何にも変わってなくって三十年前のまま

中に住んでるかたたちはさぞや古ぼけただろう