アンモナイト
私のピンチを救ってくれたA先生
国立大出たての若い先生でした。中一の時の担任よ
私は兎に角、読書が好きて
片っ端から読み捲っててたの、図書館のほんなんてあっという間に全部読みきるくらい
先生は教室の隅に学級文庫をつくり、生徒に自由に読ませてくれた。ある日、新聞の広告でみた
ノンフィクション、ローラ叫んでごらん
という本を読みたいと言ったら、買ってきてくれたの、何千円もする本を
自腹切ってくれたのよね
中学は荒れに荒れていて、私たちの上の学年が校内暴力が酷かった
特に双子の兄弟だったB君
卒業式でトイレを破壊してた時の鬼のような形相
忘れられない
先生も命がけで、取り押さえてましたよ、
私たちの学年はシンナーやったりそこまでわるいのはいなかったけど、集団で家出して騒ぎになったり
あの温厚でおとなしい先生もちょっとずつ変わっていった
反抗的な男子の頭をスリッパでなぐったり
ビックリした
明日はピンチを救ってくれた話をするわ
A先生以降、尊敬する先生とは出会えなかったよ